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読書

イヤミス中毒という沼 | ルビンの壺が割れた #19

会社の同期というものは非常にありがたいもので、その人伝いでしか知り得ない作品というものがたまにある。自分が細々と読書を続けていることを知っていた同期が「ルビンの壺が割れた」を紹介してきたのはある日の昼食の事だ。口から先に生まれたようなその同...
読書

悪夢を断ち切りたい | フロイトの精神分析 #18

「どうしてあんな夢を見てしまうのだろうか」と悪夢から目覚める度に思う。他人と夢に関する話をガッツリしたことは今までない。だが、恐らく人によっては夢の中で一生いきなりステーキを食べ続けていたり、ディズニーランドで待ち時間0秒ですべてのアトラク...
読書

図書室とプレゼントとドリームキラーと | お探しものは図書室まで #17

横浜で開催される友人の結婚式に参加せんと休日の朝早く新大阪駅に向かった自分であるが、手元に本が何もないことに気付く。「これでは車中で手持ち無沙汰になってしまうな」と思いつつ、早い時間からオープンする本屋に開店と同時に駆け込む。出発までの制限...

リベンジMIHO MUSEUM

「関西圏の有名な美術館はどうして軒並み辺鄙な場所にあるのだろうか」というのは自分が関西に移住して以来ずっと持ち続けている疑問である。関東圏ならば、一度東京に身を投げてしまえばどんなに方向音痴な人でも美術館に辿り着けるであろうと思える程に美術...
読書

「わからない」発言撲滅運動 | 思考の整理学 #16

ChatGPTをはじめとしたAIの出現によって、今までの働き方や特定の分野の学習方法がこれから様変わりしていくことは想像に難くない。その拡散スピードを以て実際にAIを試してみた方々は、その実力を肌で感じていることだろう。そんな中、AIの出現...
雑記

伊豆の走り子

いくら関西に住んでいて関東へのフットワークが重くなっていようと、友人から「伊豆大島に繰り出さないか」という魅力的な提案をされようものなら鼻息を荒くして参戦することはやぶさかではない。「存在は知っているが何かきっかけがないと行かない」ランキン...
読書

笑いからしか得られない栄養素 | 一旦書かせて頂きます #15

自分は仕事開始と同時に初めて関西に移住した身だが、関西にいると、なんというかお笑いに関する周りからの圧力が強い。日常会話には頻繁にオチを求められるし、相槌に乗せて何か気の利いた返しが自ずと必要になるのである。関東にいた時はもはや都市伝説だと...

ろくにリサーチせず吉野の桜に弾丸した結果

いくら普段家にいてのんびりするのが好きでも、春に突入すると桜が見たくて外に出たくなってくる。というか、気がついたら、何故か桜を見ないと罪悪感に苛まれるような身体になってしまっている。これは自分の性格がどうこうと言うよりも、本来日本人にDNA...
読書

一億総オタク社会にむけて | 幸せのメカニズム #14

社会に出ると、学生の時のようにテストなどの点数で評価されることは少なくなる。そうなると競争意識はなくなり、一見自由な生き方ができるように思われる。しかし、実際にはそんなことはない。むしろ、他人との比較はより加速することになるだろう。そんな厳...
読書

なぜクラシック音楽は流行らないのか | 終止符のない人生 #13

2020年に実施される予定だったショパンコンクールはコロナの影響で翌年に開催されることになった。開催が5年に一度という、五輪よりもレアなイベントであるショパンコンクール。今までファイナルを見ることはあっても、一次予選から見ていたのは今回が初...